不動明王信仰
火生三昧不動尊図不動明王信仰の始まりは、インドや中国に僅かにあったが、大きな信仰形態になったのは、
弘法大師空海が日本に密教を招来したのが始まりと言えます。
不動明王は、大日如来の教令輪身(きょうりょうりんじん)と云う役割として出現した
お姿なのですが、教令輪身とは「慈悲をもっても聞かない、悪魔や鬼族などを率先して
縛し懲らしめて改心させる姿を現します。
しかし恐ろしい姿の不動明王ですが、憤怒の裏には光り輝く慈悲をお持ちなのです。
そして仏法に帰依する人々を守護して悟りへと導いて下さるのが不動明王の役割なんです。
不動信仰は密教の広がりと共に全国に流行していきました。
不動明王の伝説では弘法大師が帰国途中大嵐に遭い難破しそうになった時、自ら
一刀三礼の不動尊を刻み祈願した所、大火炎を背負った
不動尊が動き出し手に持ったいる利剣で大波を裂いて難破を間逃れたと伝えられ、
現在もこの霊験ある不動尊は高野山別格本山南院の置く深くに波切不動明王として祀られ
全国から信者が参拝しております。
その他にも全国に霊験談が数多くあり、不動明王信仰の深さと歴史を感じます。
また、降三世明王・軍茶利明王・大威徳明王・金剛夜叉明王を合わせた五大明王として
信仰される場合も多くあります。
不動明王や五大明王などを祀る主な寺院は、高野山・比叡山・成田山新勝寺など
数え切れないくらい多くあります。
不動明王に祈願するときは「のうまく さんまんだ ばざらだん せんだまかろしゃだ
そわたや うんたらたかんまん」とご真言をお唱えすれば霊験があるでしょう。
一刀三礼とは昔、高僧や仏師が仏像を彫る時、ただ彫刻するのではなく一刀刃を霊木に刻むたび
三度礼拝して作ったものを一刀三礼とお呼びします。
同じ形のもので写経や写仏をするのにも一筆三礼の作法が存在いたしますよ。
コメントありがとうございます。
確かに昔から人々が拝んできた神仏が壊されたりするのは心が痛いですね。
先人の守ってきたものを大切にして行きたいものです。