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仏尊の話し「信仰」10
山岳信仰
山岳伽藍の図

山岳信仰は大変古くからありました。日本に仏教が伝来する以前から多く存在して
いたのですが、仏教の影響を深く受け大いなる発展をして行ったのです。

山は神々が住む場所とされ神聖視されてきたのです。又、祖霊が変える場所とも云われ
多くの信仰形態がうまれました。

その代表が、修験道です。
修験道は飛鳥時代から奈良時代頃にかけて活躍した役小角(えんのおずぬ)によって
開かれた日本独自の宗教で、山岳に住まう神道の神や仏教密教の神仏を崇め山そのものに
礼拝する独自の宗教が生まれました。
修験道のめまぐるしい発展と共に全国の霊峰に堂塔伽藍が建立されて行き、
真言宗や天台宗等の密教が高野山や比叡山に創建され、一大霊場へと進化を遂げて行きます

時に山は阿弥陀如来であり、蔵王権現でありそれぞれに住まう霊峰が異なりました。
又、天狗なる異形の神も姿を現しまして、人々は恐れ敬う心を持って行ったのです。

日本には霊峰と呼ばれる山は数多く在りますが、代表的な山岳信仰を紹介しますと、
青森県にある「恐山」は三大霊場にも数えられる場所で慈覚大師によって開山され、
本尊は地蔵菩薩です。昔から死人が集まる山として信仰され、イタコの口寄せでも
有名な霊場です。
山形県にある「出羽三山」は月山・羽黒山・湯殿山の三山を云い、それぞれに
月山権現(阿弥陀如来)羽黒権現(正観世音菩薩)湯殿山権現(大日如来)と神仏がおり
時の天皇の御子で蜂子皇子(はちこのおうじ)と云われる人物によって開山された霊場です
明治の廃仏毀釈で大打撃を受け一時衰退したのですが、現在も山伏達が沢山集まり信仰の深さを感じる東北修験の霊場です。

「比叡山」は都(現在の京都)の鬼門を守護するために、最澄と云う高僧によって開山され
天台宗の総本山として現在に至っております。根本中堂の本尊は薬師如来です。
古来比叡山には行者によって千日回峰行と云う荒行が行われ、成満した行者は、大阿闍利と
なり生き仏として敬われると云う。

和歌山県に位置する霊峰「高野山」は弘法大師空海によって開山された大霊場で、
真言密教の聖地とされております。
本尊は大日如来と曼荼羅諸尊で茲は真言宗だけではなく、空海を支持する全ての人々が
集まる場所です。その証として弘法大師のおられる奥の院近くには様々な歴史上の人物の
苔むした墓石が立ち並び、最大の霊場として信仰されております。

奈良県にある「大峰山」は修験道の根本道場とされ全国にいる行者の聖地として
信仰されている霊峰です。
大峰山は役小角によって開山された行場です。
現在も女人禁制と云う掟があり、厳しい山岳信仰を目の当たりにする霊場です。

日本一有名で代表的な霊峰は「富士山」でしょう。
富士山もやはり古くから信仰の山として崇められて来ました。
富士山の語源は「不二」から来ていると云われます。

| - | 11:45 AM | comments (0) | trackback (0) |
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